年金を繰り上げた人は周囲にはいません。私だけです。なぜそのような無茶をしたのか。その理由は何か。いったい年金はどうなったのか。お知らせします
まずは私の口座に最近入った年金です。
2024年2月分をみますと、国民年金基金23,834円と国民厚生年金107,608円、合計131,442円となり、これは2か月分ですので、1カ月は65,721円となります。
厚生年金は60歳になる誕生日に繰上げの手続きを行いましたので、満額から24%カットされていると思います。個人事業の期間も長かったので国民年金基金にも加入していましたが、こちらも年金を繰り上げる場合、同時手続きをしなければなりませんでした。そして年に1回2万円程度の企業年金が入っています。
現在、農業法人で厚生年金に加入していますが、65歳になれば厚生年金が加算されるそうです。そして70歳までは継続加入できるようです。一方、国民年金基金も65歳になれば満額?になり、すべて合わせると月額11万円程度となると思われますが、社会保険所の方から説明されただけで実際はよくわかりません。
ここまで書くとなんとなくわかってもらえるでしょうが、なぜ私は年金を繰り上げたのでしょうか?
その理由は
① もらえる年金が多くないので、少なくしてもあまり変わらないと思ったからです。65歳まで待てば予定通りの年金額ですが、それがそもそもしょぼいので、早くもらった方が良いと考えました。年金証書には満額額年68万円が▲16万円減額され52万円と表示されています。
② 父親が60歳で亡くなっていたため、年金がもらえませんでした。私もいくつまで生きるかわかりませんので、せめて父親のリベンジを果たそうと考えた次第です。父親の兄弟も大体70代で亡くなっています。もちろん80代の方もいますが。一方、女性の方がやはり長生きです。繰上げのシミュレーションでは81歳ぐらいが得失の分岐点のようで、そこまでは生きられないと思ったからです。
③ 少額でも早くもらって自分で運用した方が金利もつくと考えました。ちょうど2024年からNISAがパワーアップしました。それまでは免税メリットは5年程度だったでしょうか。それが永久となりました。以前からNISAは活用していましたが、投資信託にお金を入れておくと結構値上がりしていました。この経験がありましたので、お金は早めにこちら側のモノにしておいて、自分で自由に運用しようと考えた次第です。したがいまして65歳になるまでは、年金をもとに毎月10万円はNISA口座に入れていきます。しかし、これまたシミュレーションをしますと、運用が年10%以上にならないと繰上げのメリットがないようです。
④ 小さな財布を多く持ちたいと思っています。現在収入はそれぞれ少額ですが、本業での個人事業所得、不動産所得、農業法人の報酬、株式等の譲渡益(損失もありえますが)、それに加えて年金です。現在までで5つの財布があります。それに今回ブログで6つ目の財布をつくろうとこのサイトを立ち上げました。(笑)
以上が理由となりますが、手続きに行くと色々脅されました。65歳までに障がい者となった場合、障がい者年金なるものが出ないとか。
年金制度は複雑なようでほとんど理解できていないのが現状です。しかし私の方針としては、もらえるものは早めにもらい、小さい財布をたくさんつくる戦略です。