資格はひとつで良いと思っていましたが、ファーマーになろうと考えた頃から必要になりそうな資格をとるようにしました。圃場整備等で使うユンボの資格はメーカーが主催している3t未満のコースに参加しました。2日程度で実技も勉強できます。
また、大きなトラクターには大型特殊免許が必要となりましたので、自動車学校に行きました。
GAPは良い農産物をつくるための指導員の資格です。GAP協会が主催する研修に参加し、4日程伊豆の山の中でこもって勉強しました。きちんと記録を付けようということ。施設をきれいに保つこと。ドリフトを避けることなど実践を通して学びました。資格を維持するには、2年毎に更新レポートを提出する必要がありましたので、うっかり失念し資格取り消しとなりましたが、基本は勉強することができました。
農薬管理指導員の資格もGAP研修で勉強し、県主催の研修会に半日参加し試験を受け取得しました。これも2年毎更新ですが、座学となります。
また、食品加工などやることもあるかもしれないと食品衛生責任者の資格を取得しました。これは、食品衛生法に基づく営業許可施設に設置が義務付けられている国家資格で飲食店、販売店、食品製造施設など、食品にたずさわる業務を行っている施設には必ず1人専任で配置する必要があります。半日研修を受けるだけで取得できます。更新の案内もないのですが、国家資格とは不思議です。
後は本業でもっている中小企業診断士の資格でしょうか。これを取得するには年数を要しました。1次試験はすぐに通りましたが、2次試験は暗記論文があり、全然ダメでした。しかも1次資格所有者は2次を受ける権利が消えませんでしたので、勉強するはずがありません。結局中小企業法が改正され、最期のチャンスで暗記問題がなくなった時に取得できた次第です。恥ずかしながら2次試験は7回程度受けました。
資格は必要なものなら取得しなければなりませんが、不要なものは知識を広めるため勉強する程度でいいのではないでしょうか。