経営コンサルタントは平成元年から始めました。最初は税理士事務所が顧問先に提供する決算報告会や経営計画資料作成や管理者研修です。税理士事務所はお客さんが小さい所ばかりですので、経営者の判断がすぐに業績に結び付きます。まだバブルがはじけても地方までは大きな影響がでておらず、景気は良かったです。ある店の経営会議支援をしていましたが、どんどん出店しますが、その後も目標クリアです。同じ地域でブランドを変え7店舗も出店しました。
最初は決算書も分かりませんでしたが、関与先さんの決算書を片っ端から見ていくとその見方も身についてきました。取敢えず量がものをいうことが実感できました。質はその後ですね。
その事務所では京都のコンサル会社のノウハウを購入していましたので、関与先だけでは限界もあり、地域の中小企業に向けて色々セミナー企画等を打つようになりました。セミナーは企画してチラシをDMでまき、後日訪問し色々と相談にのるやり方です。あまり成功しませんでしたが、工業地帯の大手出先や県内の中堅企業と知り合うことができたのは良い経験になりました。
地方もだいぶ不景気に陥り、税理士事務所の関与先にも影響が出始め、事務所自体も低迷していきました。私はこれを独立するチャンスととらえ、退社させてもらい、今の会社に参画することになりました。税理士事務所とは退社後も仕事をもらい関与先さんの経営支援を継続することとなります。
現在のコンサルタントファームは参画者がそれぞれ独立し、自分の会社をもっていたり、事業主であったりします。私も事業主からのスタートでした。